知っておきたい調査員の適正人数の目安
調査員の適正人数とは
浮気調査の料金は、調査時間と配置する調査人数により大半が決まります。依頼者様としてはなるべく短時間且つ少ない人数で実施してほしいというのが本音であると思われます。しかし調査の内容や場面に応じて最低限動員しなければならない人員というものがあり、これは調査の成否に影響します。今回はそのことについてお話いたします。
基本は「調査員2~3名+バイク1台」の体制です。この編成であれば、ご契約時に対象者の氏名・住所以外に全く情報が無くてもある程度の事態に対応できるからです。
ALG探偵社では調査員1名でも可能と判断させていただいた内容については1人での調査もお受けしております。しかしながら浮気調査の場合、最低2名以上の人員を要します。
基本の基本:「調査員2~3名+バイク1台」
この編成は、いわゆる「調査の基本」であり、よほど特殊なケースで無い限り調査員や車両の割増しは不要です。逆にこの編成以下でお引き受けすることもまた、特殊なケースで無い限り高いリスクを取る事になります。
調査員1名のメリット・デメリット
弊社では調査員1名でも可能と判断させていただいた内容については1人での調査もお受けしております。まずは調査員1名体制におけるメリットとデメリットについてご説明したいと思います。
- メリット
探偵社の料金は様々ですが、弊社では「調査料金×人員」ですので、調査員が少なければそれだけ依頼者様のご負担も少なくなります。
- デメリット
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尾行の発覚や見失うリスクが極めて高くなります。尾行調査は2~3名体制で行うことを前提としています。2~3名であれば問題なく対象者の監視が可能であっても1名では無理が生じることが多々あります。それらが積み重なり発覚や失尾に繋がるのです。
1で費用的なメリットをご説明しましたが、初日に1名体制で実施した結果完遂できず、2日目より2~3名体制で行うとなりますと結果的に高くなってしまうこともございますので、まずは2~3名での調査をお勧めしています。
調査員が2~3名必要な理由
- 浮気相手の顔をハッキリと撮影しなければならない
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浮気調査の証拠とするためには、不貞相手の顔がハッキリと分かるよう撮影しなければなりません。
2名以上の体制であれば連携を取って1名が先回りして撮影することも可能ですが、1名体制の場合は対象者を追い越して先回りをすることにより対象者から目を離す時間が生じますし、例えば対象者らの先に十字路などがあった場合は先回りが賭けになってしまいます。
- 対象者を確実に捕捉するため
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浮気調査を実施する場合、調査開始場所の大半は自宅または勤務先などです。自宅が戸建てであればそれほど問題ないですが、マンションや勤務先から開始する場合、建物の出入口が1箇所とは限りません。
さらに言えば自宅や勤務先は1名体制で張り込みが可能であっても、対象者が移動を開始した先で出入口が複数か所存在する建物に入られてしまう場合もあります。また建物出入口の正面から張込み可能なシーンはまれです。基本的には建物から出て左右に分かれて張り込みを行うケースが多いため、最低でも2~3名の体制が必要となります。
初めての調査は原則として後述する「面取り調査」を経て本調査に入りますが、「別居先の確認調査」など勤務先から調査を開始せざるを得ない場合、例えば対象者が黒のスーツ、黒のカバン、黒い靴、中肉中背…このような状況で初見の対象者を写真のみの情報から一見して特定することは非常に困難です。張込み現場では似たような人物を捕捉した場合、1名が速やかに対象者か否かを判定しますが、その間は他の調査員が張込み継続します。
対象者を初見する調査の場合、似たような人物に惑わされるケースは非常に多いです。このような調査を実施するために最低2~3名の体制が必要となります。
- ※面取り調査
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調査の初日に勤務先から退社後の動向を調査したい場合であっても、朝ご自宅から出社までの様子を調査します。
目的は①本人の特定です。特定多数の人物が出入するオフィスビル等において、写真のみの情報から本人を特定するのは困難なためです。
②勤務先の建物に複数箇所の出入り口があり、退社時にどこから出てくるのか読めないときは、出社時に利用する出入口を確認し、本調査の参考にします。
流れとしては以下の通りです。
ご自宅開始→本人特定→出社の確認→中断→本調査
それでは調査員の適正に人数について、例を挙げながら具体的に説明して参りましょう。
- 主人は徒歩と電車で移動し、タクシーはまず利用しません
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このような場合、2~3名体制が基本となります。行く先々でどのような店舗や施設に入るかわからないためです。また「タクシーはまず利用しません」と言っても、対象者は愛人の前では格好付けてタクシーに乗るケースもあります。そのため車両を用意すれば尚万全かと思います。
- 主人の勤める会社はオフィスビルの中にあります
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オフィスビルの構造にもよりますが、仮に対象者がオフィスビルの20階に入居する会社に勤務していた場合、調査員も20階に上がって監視するわけにはいきませんので、必然的に1階のエレベーターホールか、もしくはビルの出入口を監視することになります。
このときエレベーターホールからロビーに抜けるための構造や、ビル自体の出入口が何ヵ所あるのかによって監視に要する人員が決定されます。ビルの出入口が1階だけでなく地下にもあるような場合ですと増員が必要なケースもあります。
- 主人は電車にも乗るし、タクシーにも乗ります
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このような移動手段が読めないケースにおいてはバイクを用意する必要がありますから、調査員3名+バイク1台が基本となります。
2名は徒歩で追尾し、もう1名はバイクで併走という形をとり、タクシーの利用や迎えの車両に備えます。対象者がタクシーを利用した場合は1名がバイクで追尾し、もう2名はタクシーで追尾します。
- 主人は自家用車(社用車)で移動します
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このような場合は調査員3名+車両3台となります。
- 主人は退社後、愛人宅に行くと思います
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このようなご依頼の場合、想定される依頼目的は、①単純に愛人宅を確認しておきたい、②夫の不貞の証拠を掴むと共に愛人宅を確認したい、の2つであると思われます。①の場合、対象者勤務先の立地や建物の構造によっては2名体制でも問題ない場合があります。ただし愛人がまっすぐ帰宅することが前提です。
②の場合、対象者が愛人宅に入る場面はもちろん、出る場面の確認も必要になります。その場合、愛人宅の立地や構造によっては2名で全ての出入口を押さえきれない場合があるため3名体制で臨みます。
以上は車両を使用しない前提でのご説明となりますが、愛人の移動手段がわからない以上、バイクを1台用意しておくことにより万全の体制となります。
- 妻は自転車でA駅まで行き、A駅で迎えの車に乗ると思います
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このような場合は3名体制で「自転車+バイク+バイクor四輪」という編成が理想です。
これが2名体制で「自転車+バイク」ですと、対象者がA駅で迎えの車に乗ったときに、車を追尾する調査員が1名となってしまいます。依頼者様が本当に知りたいのはA駅で迎えの車に乗って以降ですから、ここから先を万全の体制で臨めるような編成にしておくことが理想です。
「A駅に車両2台を置いてそこで1人待機して、もう1名が自転車で追えば3人目は不要なんじゃないか?」というご意見があるかもしれませんが、それではA駅でヤマを張っているのと同じですので、待ち合わせ場所が変わったときに対応が利かなくなることもあります。
- 前回の調査で判明した愛人の自宅から、愛人の勤務先を割り出してほしい
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このような場合は、前回の調査で本人も特定できておりますし、自宅周辺の状況も把握できておりますから、1名体制でも問題ない場合があります。
- 主人が飛行機で愛人と旅行に行きました。帰航時、空港で愛人と別れると思うので、愛人の身元を突き止めてほしい
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このような場合、愛人の移動手段が全く読めませんので、どのような状態においても対応できる体制作りが必要になります。
調査員3名体制で臨み、到着ロビーに2名、自家用車・タクシーに対応するための車両係1名は用意する必要があります。尚、車両を何台用意すべきかは、その調査の内容に応じて決めていきます。
車両(バイク)無しのリスク&車両無しでも可能な調査
車両(バイク)無しのリスク
"調査員1名のリスク"でもご説明致しました通り、本来尾行調査は対象者の行き先・目的地及び移動手段が解らない為、車両無しの調査は基本的には不可能です。
仮に当日の調査で車両を用意せず、結果対象者が車両を一切使用しなかったとしても、それはあくまで結果であり、普段車両を使用しない人が車両を使用したときこそ、本当に知りたかった対象者の行動がある事が多いのです。
移動を伴う尾行調査で、車両を用意しなかった場合、常に対象者を追えなくなるリスクが付きまといます。
短時間で完結できる調査&長時間かかる調査
端的に申し上げますと、「配偶者が不貞に及ぶ日を特定できるか」に尽きます。不貞に及ぶ日が特定できていればその日に実施すればいいわけですから、無駄に日数や費用を費やすことはありません。しかし実際はそこまでの情報を掴んでいらっしゃらないケースがほとんどです。
でもそこで諦めないでください。
対象者の事を一番よくご存じのお客様と、調査のプロである当社が綿密にお打ち合わせすれば、お客様ご自身が気付かなかった【怪しい日】が浮かび上がる事が多いのです。
調査に要する人員は、建物の構造などで別途監視要員が必要な場合を除いて、基本が3名、着手後、問題なさそうならば2名と考えております。調査員を3名以上増やしたところで、調査の結果に大した影響はありません。
どちらかというと出動人員に対して車両の編成がどのような形となっているかの方が重要です。つまり同じ3名体制であっても「徒歩3名(この編成はあまり現実的ではありませんが)」なのか、「徒歩2名+バイク1名」なのか、「徒歩1名+バイク1名+四輪1名」なのかということです。これらは調査の内容や対象者の行動予測に応じて決めていきます。
それでも安くが"合言葉"……なぜ安くできるのか?
当社は、調査中現場の調査員と直接連絡が取れます。
当社では、調査当日は調査対象者に動きがあればその都度、動きが無くても定期的にお客様にご連絡しています。
経過報告の際には今後の展開予想及び現在までに発生した調査料金をご報告し、"調査続行"・"調査終了"の判断を仰ぎます。
大事なことは、契約時一度決めた料金を、調査当日のタイムリーな状況を踏まえ、人員を減らしたり時間を繰り上げたり、プロのアドバイスを参考にお客様自身の判断で変更出来る事です。
お客様は、ご予算と相談しながらその都度現場担当者にご指示ください。(ほとんどの調査会社はこのような対応はできません。)
当社は、調査員1名、調査時間1時間からお引き受けいたします。