探偵(興信所)の調査力と料金
探偵に調査を依頼しようと検討している恐らくほとんどの方は、探偵社を選ぶ基準としてまずは料金を確認するものと思います。もちろんお金は大事ですし、探偵に依頼するには数万円~数十万円くらいのご予算を覚悟されているでしょうから、慎重になるのも当然かと思います。
しかしその大事なご予算を無駄金にするか有効活用できるかは、依頼した探偵社の調査力にかかってきます。
探偵社の謳う「調査力」というのは、私ども同業者でさえもわからないものです。それがこれまで探偵などに接する機会のない一般の方々が「調査力」と言ってもピンと来ないのは仕方の無いことだと思います。
他社の仕事ぶりがわかる場面と言えば、他社と契約した依頼人が、契約した探偵社の仕事ぶりに満足できず弊社を訪れたときです。
その時、依頼人は他社で受け取った報告書を持参してくることが多いため、私どもはその報告書を見ることによって他社のレベルがある程度わかります。
尚、「成功率100%!」とか「業界最大手!」、「お客様満足度 第1位!」などと謳っているところは、全て根拠が明らかになっていないため論外です。
それでも、どの探偵社も一定レベルの調査をしてくれるんでしょ?だったら少しでも安いほうがいいわ
……信じられないかもしれませんが、その考えは非常に甘いです。
日本には数多の探偵社がありますが、技術格差は相当激しいものがあります。運悪く技術力の低い探偵社と契約してしまいますと、無駄に調査料金だけが嵩んでほとんど結果が得られないという事態も起こりえます。
以下、代表的な例を挙げてご説明いたします。
調査を依頼したが、諸事情にて尾行を打ち切ったと報告された。
尾行を打ち切った理由として「対象者に警戒行動が見られたので尾行を打ち切った」と言ってきたときに、依頼者様がそれを鵜呑みにしていいかというとそれも疑問です。
腕の悪い探偵社の場合、本当は調査員のミスで対象者を見失っているにもかかわらず、あたかも意図的に尾行を打ち切ったように見せかけるときがあるからです。
仮に、対象者を警戒させてしまうようなケースに陥ってしまいますと、腕の良い探偵社に依頼したとしても依頼目的達成への道は遠のくでしょう。
なぜなら一度警戒されてしまいますと、不貞行為におよぶ日程を絞り込む事が困難となるからです。さらに、警戒行動を前提とした人物を尾行することは相当に熟練した探偵でも困難だからです。
夫の浮気調査の事例で、調査の翌日に結果報告を受けたところ、夫は男性の同僚と退社し、付近の居酒屋で飲んだ後に帰宅したとの報告を受けた。依頼目的は夫の浮気の確認であるため、男性の同僚と飲んでいるだけならば即座に中止しても良い内容だった。しかし当然に夫が帰宅するまでの稼動分を請求された。
調査力の高い探偵社であれば、調査中の経過報告も自信を持ってできるはずです。
しかし依頼者への連絡を怠る、あるいは現場担当者との連絡を意図的に絶っている探偵社は、対象者を見失った時に誤魔化しが利くよう、依頼者への報告をしないのです。
さらに、調査経過を報告してしまうと、予定していたよりも短い時間で調査が終了してしまうからです。つまり依頼者への請求額が低くなってしまうということです。
ALG探偵社では
現場調査員と直接電話連絡が可能です。また、浮気調査中、現場調査員が調査状況など経過について随時ご報告し、続行・終了の指示を仰いでおります。
調査員および調査状況をしっかり把握していただく事で、無駄なく効率的な調査をご提供しております。
夫は自家用車で動き回るため、GPSを使用するという事で夫の浮気調査を依頼した。調査終了後、報告書を受け取ったが、夫の車が駐車されている様子しか写真が無かった。
これは探偵社に尾行する技術が無いため、GPSの検索結果だけを頼りに、後から検索地点に向かい、写真だけを撮っているというケースです。
このような調査ならば依頼者自身でもできることですので、依頼者様がご自身でGPSを契約して検索結果を見ていたほうが安上がりです。
このような報告書を、プロとして自信を持って調査料金を請求できるレベルにあるかというと少し疑問に思います。
浮気行為を特定するための予備調査や尾行中の補助としてGPSを活用することは多々あります。しかし、尾行調査をするといいつつ、実際にはGPSの調査しかしていないというケースは少なくありません。
調査料金が格安の場合、要注意です。GPS調査ならばたいして経費がかからないため、調査結果を撮ることを目的とせず、調査依頼だけ受ければ良いと考える探偵社も数多くあります。
ALG探偵社では
首都圏の車両尾行において二輪を使わないのはかなりのリスクを覚悟しなくてはなりません。特に都心部では慢性的な渋滞が発生しておりますから、対象者との距離を自在に操ることが出来ません。つまり真後ろにくっついているほか選択肢が無いのです。
従って距離を置けば車両が数台入ってしまうことにより見失うリスクが常にあり、尾行が完了したとしてもずっと真後ろにくっついていたことから結果的に警戒のきっかけを作ってしまうリスクがあります。
弊社でもGPSを使用する事はありますが、あくまで予備調査として使用する程度で、頼りきる調査はいたしません。
調査終了後、結果が得られなかったため調査報告書をもらえなかった。
この場合、探偵がまともに調査を行っていないため全て口頭で適当なことを報告している可能性があります。
調査料金が格安なケースでよくある事例です。「調査報告書」というのは対象者の行動を証明するものとして重要な書類ではありますが、それと同等に探偵社が契約通り仕事をしたという証明にもなりますので、報告書を作らないあるいはずさんな報告書を提出するというのは考えられないことです。
報告書作成が別料金となっている探偵社には十分ご注意下さい。
ALG探偵社では
どのような調査でも調査報告書を必ず作成し、お渡ししています。報告書作成にあたって別途料金が発生することはありません。
浮気調査後の調査報告書・証拠映像・証拠写真の作成・お渡しはすべて無料です。
これまで挙げた事例については、一般の方々から見れば「それって当たり前のことじゃないの?」と思えるような内容かもしれませんが、当たり前のことができていない探偵社は非常に多いのが現状です。
じゃあどうしたらいいの?
無駄な調査料金を支払う羽目に陥らないためにはどうしたらよいか?
電話またはメール、LINEなどで上記事例をそのまま探偵社に質問してみてたら良いのです。
質問の例
- 対象者を見失った場合はどうなりますか?
- 撮影に失敗した場合はどうなりますか?
- 現場調査員とは直接電話連絡とれますか?
- 調査中、経過は報告してくれるのでしょうか?
- 調査にバイクを使用しますか?
- GPSは利用しますか?またどのように利用しますか?
- 調査終了後はどのような調査報告書をいただけるのでしょうか?
このような質問を探偵社にぶつけてみて、そこで説得力のある回答が得られれば、その探偵社は信用して良いのではないのでしょうか?